ハナノユメ

日々のあれこれ。

漁港にいた猫をたもちと呼んだ

お気に入りの場所に野良猫がいて
普段は絶対に触ったりしないのに、
やさしいゆるやかな空気のせいかしら
なんだか触れていたのよね。

和風な名前がいい、とか
3文字に憧れる、とか言いながら
たもち、って名前をつけて呼んだ。
あとひとつ他にも名前つけたけど
なんだったかな。おぼろげな記憶。
チットモーだったと思うけど、
文字にすると全然しっくりこないのね。

・・・・・・・

さて。
念願の短歌の目。
やっと、やっとできました。
むずかしいねー。
中身はもうあれですが。
やってやったぜ!という達成感だけです。

・・・・・・・

1.一錠
並々とコップに注がれたこの水はたった一錠飲むためのもの

2.おい
ほんのこち そげな良かこつあっとなら おいげぇんとにも言っかせんなら

3.ウーパールーパー
マシュマロを頬張りながらふわふわと笑うあの子はウーパールーパー

4.マッチ
祖母に聞く幼き母が書いたという作文の題「マッチ箱の家」

5.葉
ひらひらと落ちた葉っぱがうまいこと頭に乗れば変身できる

6.月
月に住むうさぎに会いにいくために宇宙飛行士になるんだってさ

7.転
ヨーイドン、全速力で走り出し転んだ君の手当てをするの

8.舌
知らぬ間に覚えてしまった舌打ちは歳を取るたび上手くなってる

9.飽き
「飽きっぽい女は好きになれないな」忘れもしない初デートの日

10.【枕詞】うつせみの
もう一度会えてよかった手を握りうつせみの世にさよならをする